真田丸・ストーリー予告編とあらすじが読めるのはここ!第1話②


真田丸 画像

2016 年の大河ドラマ「真田丸」
毎週高視聴率を記録し、今や大人気ドラマとなっています。

このあらすじページシリーズでは、番組を文字情報でも楽しみたいという方のために、
詳細なストーリーを各話ごとにまとめていきます。

ぜひ皆さんの楽しい番組視聴にお役立てくださいね^^

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真田丸・第1話「船出」のあらすじ②

翌朝、昌幸は真田屋敷を出立し、上野に向かった。
岩櫃城に勝頼を迎える支度をするためだ。

新府城では、勝頼を上野に行かせまいとして、
信茂と跡部が根拠のない理由を並べ立てていた。

「真田はあくまで信玄公の家来であって、武田家代々の家臣にあらず。」

さらに跡部は裏で北条とつながっていると真田への不信をあおり、信茂がここぞと申し立てる。

「御屋形様には、わが岩殿城へとお入りいただきます。」

跡部と信茂から、信玄の威光をとどめる甲斐の地を見捨てるべきではないといさめられ、
勝頼は苦悩の色を浮かべた。

この夜、勝頼は人目を忍んで真田屋敷に信幸を訪ね、甲斐を捨てることはできないと打ち明けた。

「わしが向かうのは岩殿城じゃ。岩櫃ではない。わしは、明日、発つ。
だが、お前たちは、わしに従うことはない。岩櫃へ向かえ。」

勝頼は、武田の人質を免ずる証文を信幸に差し出した。
また茂誠に嫁いだ松も岩櫃に連れていくようにと細やかな気遣いを見せ、
勝頼の一存で小山田家の人質を解いた。
そればかりか、勝頼の手勢 100 人ほどを道中の護衛につけてくれると言う。

「武田家を思う、安房守の言葉に嘘はなかったと、わしは信じておる。
わが父・信玄への忠義、決して忘れはせぬ。」

勝頼が帰ろうとして立ち上がると、隅に控えていた信繁は、立場を忘れて呼びかけた。

「信玄公はもうこの世にはおられません!お考え直してください。やはり岩櫃へ参りましょう。」

勝頼はゆっくりと振り返り、信繁をしばし見つめると、笑みを浮かべて歩きだした。
その足を止めたのは、今度は信幸だった。

「われらからも御屋形様へはなむけを差し上げます。
御屋形様の御手勢 100、どうぞ岩殿へお連れください。
御屋形様はまさしく真田の旗印。生き延びていただくことこそが、真田の再起の道。
御屋形様を守る者を減らすのはわれらの思いに背きまする。」
「お主たちだけで、大丈夫か?」

逡巡する勝頼に、信繁が思わず口を挟んだ。

「真田安房守の子たるわれら兄弟。そうやすやすとは討たれませぬ。」
「真田・・・・・・よき一族じゃ。」

勝頼がつぶやき、去っていった。
信幸がため息をついた。

「御屋形様、お優しいお方だな。」
「優しくて、そして・・・・・・悲しいお方です。」

信繁は、力になれないのがもどかしい。

翌日には、新府城に火が放たれるという。
信幸と信繁はすぐに薫ととりに会い、勝頼によって人質を免ぜられたことと、
真田だけで岩櫃に行くことになったと打ち明けた。
勝頼が同行しなくなったために護衛の兵がいない。

「どこに織田方の軍勢がいるか分かりません。
野盗もいるだろうし、百姓たちが落ち武者を襲うという話もございます。」
「私たちは落ち武者ではありません!」

薫は公家の出身で誇り高いが、武田の威光が失われようとした今、
道中、何が起きるか分からない。
信幸に覚悟を促されただけで、気鬱になってしまった。

「また一家そろって暮らす日も、そう遠くないということですよ、母上!」

信繁が嘘も方便とばかりに安請け合いすると、薫はようやく重い腰を上げた。

あまり時間がない。
信幸は居室に取って返し、岩櫃にいる昌幸に宛てて事の次第を簡潔に記す書状をしたためた。
その傍らで、信繁はまだ、勝頼の下した決断に納得できずにいる。
書状を書き終えた信幸が、庭に向かって「佐助!」と呼びかけ、改めて信繁に向き直った。

「御屋形様は信玄公のご威光を、武田家の名誉を守ることを選んだのだ。それもまた一つの生き方。」

庭の暗がりから、音もなく一人の男が現れた。佐助だ。
信幸が差し出した書状を受け取り、佐助は素早く去っていった。

翌 3 月 3 日の朝。勝頼の一行は新府城を出立し、岩殿城へ向かった。

小山田一族の茂誠もまた、ひとしきり松との別れを惜しむと、岩殿へと旅立った。

真田家でも、家来たちが手早く旅支度を整えている。
勝頼が新府城を出たことは、すぐに周囲に知れ渡るだろう。
出立が遅くなればなるほど、岩櫃までの道中で襲ってくるやからが増える。

信幸がいらいらと薫たちをせかしているとき、
信繁は丘の上にいて、遠くの道を勝頼の一行が通るのを見送っていた。
信繁の思いが通じたのか、勝頼が馬上から顔を上げた。
信繁が深々と頭を下げる。
静かにうなずいた勝頼の目に涙が光った。

真田家の一行が新府を発ったのはこの日の昼過ぎで、
新府から岩櫃まで歩いて 3 日の行程となる。
山道にさしかかり、城下を見下ろすと、昌幸が築城技術の粋を集めた新府城が燃えていた。

勝頼は淡々と馬を進めている。
そこに織田軍の攻撃により、諏訪・高島城が陥落したとの知らせが届いた。
織田軍を率いるのは信長の嫡男・信忠で、その勢いはとどまることを知らない。

落城や敗北の知らせが届くたび、勝頼の一行から兵が離脱していく。
新府を出るときには 600 人ほどいた総勢は、いつしか 100 人を切っていた。

岩殿が近づくと、信茂は迎えの支度をすると勝頼に断りを入れ、
茂誠や家来たちを連れて馬を走らせた。その先に笹子峠の関がある。
木戸を通り過ぎた信茂は、あとに続く茂誠を振り返った。

「木戸を閉じよ。御屋形様を通してはならぬ。」

少しして、勝頼の一行が笹子峠の関に着き、跡部が声を張り上げた。

「御屋形様のご到着である。木戸を開けよ!」

柵の向こうから茂誠が叫ぶ。

「わがあるじ・小山田信茂、故あって織田方に加勢することになりました。」

勝頼の一行に動揺が走った。
新府城は燃え、岩殿に入城できないなら、勝頼に行く当てはない。

「・・・・・・もうよい。」

勝頼が馬首を巡らせた。

天正 10 年というこの年、甲斐の名門・武田家の命運が尽きようとしている。
それは一つの時代の終焉であり、甲斐、信濃、上野を舞台に、
上杉景勝、北条氏政、徳川家康、そして織田信長ら戦国大名たちがしのぎを削る動乱の始まりでもある。

真田家は、この動乱の中で生き残りを懸けた戦いに挑む。
のちに、信幸は徳川家の大名として信濃・松代藩十万石の礎を築く。
信繁はその活躍から、真田幸村の名でその名を知られることになる。

だが、今は信幸も信繁も盗賊たちに追われ、母や姉たちを守りながら逃げている。
戦国と言う大海原に、「真田丸」という名の一艘の小舟がこぎ出した。

波乱万丈の船出である。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

当サイト「カチレコーズ」では、今後も真田丸のあらすじをどんどん書いていきます。
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それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!

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